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フィルスペンサーが次の時代に期待すること!今の競合他社とはライバルであり、友でいたい。

Xboxを率いるフィルスペンサーは、次世代のゲーム体験では現状を一変させることを目指しています。 Microsoftはコンソールゲーム機だけではなく、Project xCloudのストリーミングサービスを通してクラウドゲーミングのいち早い実用化を目指しており、AmazonやGoogleよりも長いゲーム事業の経験と、他社のゲーム機プラットフォームホルダーにはないクラウドテクノロジーやサーバーを組み合わせることで成功させようとしています。

 

ライフスタイルや状況はさまざま

次世代ゲーム機においてフィルスペンサーはゲーム機がなくなるということは考えていません。しかし今後10年間で今までとゲームプレイの仕方は変わってくることを彼は期待しているようです。

特定のゲーム機を持っていなくても、そのゲームをプレイできるような世界になれば業界にとって助けになるのではないでしょうか。だからといって、デバイスを所有することが私の好きな体験の一部ではないということではありません。今後10年以上はテレビにゲーム機を接続してプレイすることになると思います。私にとってテレビでプレイする場合は、ローカルのゲーム機を持っていて、そこにゲームをダウンロードしてプレイするのが一番です。

しかし、テレビの前にいない時もあれば、ネイティブゲーム機能を搭載したデバイスの前にいない時もあります。私たちは、「みんながプレイして、みんなが勝つ」と本気で言っています。クラウドはそれを実現させるための手段です。

 

ストリーミング専用機が支配する時代も遠くない?

ゲーム機の今後についてはストリーミング専用デバイスからXbox Series Xのようなハイエンドデバイスまで様々な形で提供されることが期待されます。

結局テレビの下は今まで以上に激しい争いになりそうですね。ディスクドライブもない、ローカルストレージもないストリーミング専用デバイスが大量に出てくると思います。その信号をどうやってテレビに届けるかですね。ハイエンドのものも増えてくると思うよ。動画や音楽について考えてみると、ストリーミングサービスは、私の周りにあるすべてのデバイスにそれらのタイプのメディアを解放してくれました。私は今、テレビを見るためのより多くの[方法]を持っています。音楽も同じです。ゲームも同じような方向に進むと思います。

コンソールについて私を悩ませていることの一つは、私は通常、家の中に一つのテレビを持っていて、私のコンソールが接続されていることです。家にあるテレビに行って、座ってやりたいゲームをプレイすることができないという状況を私たちは変えるべきです。メインコンソールから、あるいはクラウドから、家の中のすべてのテレビにコンテンツを転送する機能は、私たちが作るべきものだと思っています。家族で一緒に遊んだり、新しいクリエイティブなシナリオを作るのに役立ちます。ですから、私の家では、私がプレイできるさまざまなデバイスが多数登場することになると思います。

 

競合他社とはライバルであり、友でいたい

フィルスペンサーは以前次のライバルはGoogleやAmazonになるという趣旨の発言をし、話題になりました。 一方で今のゲーム会社とはライバルであり友でいたいと発言しています。

誰が競争相手だと思うか、誰が競争相手ではないと思うかについて私が発言するとき、私はむしろ、ゲーム業界を今のような状況に導いてきた企業が、次の20年、30年のリーダーになることを望んでいます。

学習と理解と責任は、ゲーム業界の次の50年の一部であるべきだと思います。他の会社との対話は、「2社が参入して1社が撤退するかもしれない」というシナリオよりも、今までより協力的なものになると思います。そのような世界では、業界が競争と協力の両方で進化し続けてほしいと思っています。

自分たちがより良くなるために役立てる分野で競争していくべきだと思います。私は、現在の業界にあるブランドや、それらのブランドとプレイヤーとの間にある信頼あるブランドが大好きです。

昨今のゲーム業界の流れを見ると、一つ前の世代では考えられなかったようなことが起こっています。「クロスプラットフォーム/クロスネットワークマルチプレイヤー」「ライバルプラットフォームへのゲーム提供」「ライバルプラットフォームへの技術的支援」などが積極的に行われています。

フィルスペンサーがゲーム業界の将来について語ったポッドキャスト約1時間はこちら(英語)です。

 

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