マイクロソフトはWindows 10でVRをサポートしており、VR向けのソフトウェアも複数手がけていましたが未だにXbox向けにVRを提供する計画はありません。 フィルスペンサーはXboxでVRを提供しない理由について説明しました。
Xboxが何をしようとしているかを明確にするため
フィルスペンサーは「私たちが何処を向いているのかユーザーに明確にしたかった」としており、「Xbox Series Xのローンチ時にVRヘッドセットをリリースするべきかという議論に私はそうではないと言った」とコメントしました。
これは恐らくXbox Oneのローンチの際「TV機能」「Kinect同梱」が足かせとなり、ローンチで躓いたということもよく言われるため、こういった誤解を避けるためにリリースしないことにしたようです。
一方でソニーはPS5でもPlayStation VRはサポートすることを発表しており、将来的により高機能なVRヘッドセットをリリーすることも既に約束しています。
一見簡単だけどリリース出来ないXbox
Xbox OneでVRをサポートするというのは一見簡単な話のようにも思えます。 Xbox OneのシステムソフトウェアはWindows 10と大部分を共有しています。 そのためWindows VR向けソフトウェアについてはXboxプラットフォームにかなり簡単に移植できます。
しかしこのことについてフィルスペンサーは「VRはただコンソールにヘッドセットを接続出来るようにするだけでは出来ない」としています。
VRをサポートするということは、新しいプラットフォームをサポートするということであり、ソフトウェアの継続的なリリースや専用UIの改善など多くのリソースが必要となります。
Windows Mixed Realityヘッドセットの場合は、Microsoft StoreでのアプリダウンロードだけではなくSteamをサポートしているためソフトウェアで困ることはありませんが、Xboxコンソールの場合ここも大きな問題になります。
Xbox Series XのローンチではVRは対応しないというマイクロソフトの決定が正解であるかどうかはまだ分かりません。 VR市場は以前ほど話題にならなくなったかも知れませんが、オールインワンヘッドセットのOculus QuestやPC向けのValve Indexなどはホリデーシーズンに売り切れとなるなどまだまだ人気が高まりつつある市場です。
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