マイクロソフトが3月に行われるゲーム開発者会議、GDC 2019で「Xbox LiveのクロスプラットフォームSDK」や「Project XCloud」のセッションを行うことは既に発表されていますが、以前より噂されていた「Project xCloudをNintendo Switchでプレイ」することは馬鹿げた噂ではなくなってきたかもしれません。
最適なデバイスはスマホよりもSwitchである
Project xCloudはスマートフォンやタブレットでもXbox Oneゲームをストリーミングプレイ出来るという技術で、ハードウェアを問わずXboxのゲームが遊べるというのが特徴とされています。
スマートフォンでプレイする際はタッチパネルまたはゲームコントローラーを接続してプレイすることになりますが、スマートフォンでゲームコントローラーを繋いで遊ぶのはまだまだ面倒で使い勝手が悪いため課題も多い状態です。 もちろんタッチパネルでのゲームプレイも本格的なゲームを遊ぶ上では難しい上に遅延などの問題もあります。
しかし初めからコントローラーがついているハンドヘルドゲーム機、Nintendo Switchであればこういった問題はまったくありません。
唯一問題点があるとすれば、ABXYのボタン配置問題ですが、ボタン数的にも問題がありません。(もしもMSが乗り気なら、サードパーティとしてXbox仕様のJoy-Conを作るという可能性も…?)
MSはハードに縛られる戦略をしていない
少し寂しいという声もありますが、マイクロソフトは現在Xbox Oneでしか遊べないゲームというものをまったく重視していません。
自社で発売するゲームの全てをXbox OneとWindows10の両方で提供し、今後はxCloudでスマートフォンなどのゲーマーにもゲームを提供する予定です。
ハードを売るためにゲームを開発しているのではなく、サービスを売るためにゲームを開発しているため、サービスの範囲を広げることは全くおかしい事ではないと言えます。
高性能ハードとしての存在意義
クラウドゲーミングが主流になれば、コンソールゲーム機は不要になるのではないかという不安もあるかもしれませんが少なくとも後10年はそうはなりません。
というのもクラウドゲーミングは仕組み上どうしても僅かながら遅延が発生しますし、利用しているネットワーク環境にも大きく影響します。
現時点で4K/60fpsを高ビットレートでバッファなしにリアルタイムで受信することは現実的ではありません。
より高品質なゲーム体験を好むユーザーにとってゲーム機は今後も必要な存在となります。
一緒に遊べることが何より大切!
サービス主体のビジネスにおいて利用者数は何よりも大切なことです。
一緒に遊びたい、けどハードを買わないと遊べないという敷居を可能な限り低くすることで、サービスの利用者は増え、コミュニティは活発になっていきます。
マイクロソフトがどこまでProject xCloudを広げるつもりかは分かりませんが、もしもNintendo Switchに対応すれば、同サービスの利用者が増えることは間違いないでしょう。
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