Microsoft Researchはスマートフォン用のセカンダリーディスプレイとしてカバーを利用する画期的な技術を発表しました。 この試作品はLumia 640(2015年発売)で使うことが出来、カバーに内蔵されたインクディスプレイを使い既存のスマートフォンの画面を拡張する形で利用することが出来ます。
2画面スマートフォン
2019年にも2画面スマートフォンがトレンドになると言われていましたが、Microsoftはかなり昔から2画面スマートフォンの噂がありました。
このプロトタイプではフレキシブルな電子インクディスプレイを採用しています。 タッチオーバーレイを結合しており、ディスプレイ下部に5つのタッチボタンが組み込まれています。 折りたたみ式のセンサーと共に電話の背面に追加されたインターフェイス回路でスマートフォンに接続されます。 カバー自体はカスタムメイドのディスプレイとアルカンターラによって構成されます。
様々な活用方法が計画されていた
プロトタイプではタッチレイヤーが内蔵されませんでしたが、カバーへのタッチ操作も対応予定で、キーボード入力をカバーで行うことで、パソコンのようにメインディスプレイを全画面表示して広々と文章を表示しながら編集したり、インクディスプレイ側にWordの編集ボタンを表示し、画面を広く使うといったことが考えられていました。
またインクディスプレイはバッテリーの消費が少ないため、電源を切っていても持ち主の情報がわかるようにインクディスプレイでセキュリティコードやプロフィールを表示したり、スリープ中に天気予報などの情報が表示されるといったことも計画されていたようです。
MSのアルカンターラはここから?
マイクロソフトがSurface Pro 4でアルカンターラ採用のSignature タイプカバーを発売したのは2016年なので、このプロジェクトの方が先にアルカンターラを採用していたものと思われます。
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