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Xbox One X レビュー! ともかくパワフルな1台! テレビで最高のゲーム体験を。

 

先日11月15日でXbox Liveは16周年を迎え、ますますオンラインプレイに力が入っているXbox One X。

日本で入手困難なこともあり、レビュー記事も慌てずゆっくりと仕上げ購入を迷っている人のヒントになるようなものをかけたらいいなと思い今回レビュー記事を書いてみた。

 

Xbox One Xとは?

まずレビューの前に簡単に概要を箇条書きで内容を把握しておこう。

 

・世界で現在もっともパワフルな性能を持ったゲーム機

・Xboxシリーズで最小の大きさ

・音も静か

・4Kブルーレイを初め4Kコンテンツをたっぷり楽しめる

・税抜価格49980円

 

Xbox One X主なソフトラインナップ

・Forza Motorsport 7

・シャドウオブウォー

・ギアーズオブウォー4

・HALO5:ガーディアンズ

・Call of Duty WWⅡ

・スターウォーズバトルフロントⅡ

・ファイナルファンタジーXV

 

→Xbox One X Enhanced対応タイトル一覧を見る

 

※すべてのXbox Oneタイトル及び一部のXbox 360・初代Xboxタイトルがプレイ出来ます。

 

Xbox One SとXbox One Xを比較する

 

まず本体の前面部を比較すると一見サイズやデザインの違いは殆どない。

ただUSBポートと赤外線の位置が左右反対に変更されていること、ディスクドライブの位置と取り出しボタンの位置が違うこと、コントローラペアリングボタンの位置が違うといった細かな違いはある。

 

 

横置きで並べたところ。

元々コンパクトなXbox One SだがXbox One Xの方が若干小さい。

性能を大幅に向上させつつも本体サイズを小さくしてきたのは流石。

 

またXbox One Sリリース時一部から穴だらけの本体は水をこぼしたときなどに深刻なダメージを与える危険があると言われていたがXbox One Xでは前面や上面の冷却用の穴はなくなり、背面と左右のみになった。 心配していた人にとってはうれしい変更ではなだろうか。

 

性能比較

Xbox One X Xbox One S
CPU 2.3GHz
8コア
1.75GHz
8コア
GPU 6TFlops
AMDグラフィックス
1.31TFlops
AMDグラフィックス
RAM 12GB GDDR5 8GB DDR3
重量 8.4ポンド 6.4ポンド
再生ディスク 4KBD/CD/DVD/BD 4KBD/CD/DVD/BD
4Kサポート ネイティブ対応 アップコンバート
※動画再生のみネイティブ対応

 

主に変わったところ

・ゲームの画質が4K品質になった

・性能向上によるロード時間が短縮

・なめらかな動作

・本体が小さく、重たくなった

・本体は相変わらず静か

 

Xbox One S単体のレビューはこちらをご覧頂きたい。

→WPTeq:Xbox One Sレビュー! 小さいだけじゃない!4KBD、サクサク感もちょっとアップ!?

 

開封! 本体フォトレビュー

Xbox One Xのパッケージは1年前に発売されたXbox One Sとそっくり。

左下に控えめに4K/HDRに対応していることが書かれており非常にシンプルなパッケージ。

 

使い方も簡単な説明書で解説。

線つないで電源入れればすぐに使えるというのはうれしいところである。

(実際には他機種より接続端子が多くて困惑する方も多いと思われます)

 

Xbox One Xの付属品

 

・Xbox One X本体

・Xbox One Xワイヤレスコントローラ(イヤホンジャック付き・グリップ改良モデル)

・単三電池2本

・HDMIケーブル(1m程)

・電源コード(C7)

・14日ゴールド体験コード

・簡易説明書

 

基本的な内容品はオーソドックスな物。

初期のXbox Oneと比べればKinectとボイスチャット用のヘッドセットがなくなったが、代わりに3.5mmのイヤホンマイクが接続できるようになっている。

ちなみにHDMIケーブルや電源コードはXbox One Sの物と同じ物のようだ。

 

Xbox One Xの接続端子

※一部画像加工済み

 

・電源端子

・HDMI OUT(テレビ出力)

・HDMI IN(ケーブルテレビなどの入力)

・USB 3.0 ポート1

・USB 3.0 ポート2

・IR OUT

・S/ODIF 光デジタル端子

・LAN端子

 

※本体前面にUSB3.0ポートがもう一つとテレビやオーディオをコントロールする赤外線がある。

 

 

世界で最もパワフルなゲーム機の名は伊達じゃない。

何故か日本では殆どのページで「Xbox史上最もパワフル」と控えめな表現になっているがXbox One Xは今まで史上に登場したどんなゲーム機よりもパワフルなマシンとして開発された。

そのため今までのゲームでは不可能だった4K Ultra HDで描かれる美しい世界でプレイすることが出来るようになった。

 

特にForza Motorsport 7のようなリアリティを追求したタイトルであれば違いは非常にわかりやすい。

単純にグラフィックの解像度やフレームレートが上がっただけではなく、細かなテクスチャや光といった部分も強化されるので1080pテレビであっても違いは十分に感じることが出来る。

 

さらにこの性能はXbox Oneの一部のゲームタイトルだけではなく、Xbox 360や初代Xboxのタイトルでも恩恵がある。 対応したタイトルはネイティブ4Kに近い内部解像度でプレイすることが出来るようになり、旧作であっても快適な環境でプレイ出来るようになった。

 

他にもロード時間の高速化など様々な恩恵があるためXbox One Sからのアップグレードはゲーマーにとっては十分投資すべき価値があるといえるだろう。

 

説明書は薄いが本体に説明書が内蔵されている

Xbox One XではiPhoneなどの最近の製品のように紙の説明書は殆ど入っていない。

これは本体だけでなくパッケージのゲームソフトであっても説明書は基本的に付属していない。

代わりにXbox One本体内のXboxガイドからXboxアシストを選ぶことでいつでもデジタル説明書を読むことが出来る。

 

 

この説明書は内容がかなり充実しており、Xbox本体の一通りの機能が分かるだけではなく細かな仕様まで説明してくれる。

ゲーム中もマルチタスクで切り替えることが出来るので、気になったことがあったらすぐに切り替えて調べてみよう。

 

Xbox One Xの気になるところ

Xbox One Sの項目と同じく日本市場展開に不安を覚えるところは否めないのでちょっと興味がある程度の人にはお勧めできないところであります。マイクロソフトから発売されるゲームの殆どが英語音声・日本語字幕になってしまったり、昔は改行やゲーム内画像まできちんと調整されてたのに今は英語版そのままだったりとなにかとさみしい印象は拭いきれないです。

なので初心者の方はXbox One Sを買った方が何かとリスクが少なくて良いかも?(もっと言えば中古の初代Xbox Oneでも十分かも?)

 

 

 

まとめ:基本はOneシリーズで変わらないがパワーを感じる一台。

Xbox One Xはパワフルなゲーム機ではあるがそれはあくまでゲーム機の中身であり、プレイヤーとして普段触っている分にはXbox Oneとほぼ同じ感覚でプレイすることになる。 ダッシュボードのUIはもちろん、遊べるゲームタイトルも現時点では違いがない。

 

しかしXbox One Xであればグラフィックスやロード時間が改善されているため、例えばHALO5:Guardiansのようなタイトルであれば明らかに高いリアリティな体験が出来ていると感じることが出来るし、よくプレイするプレイヤーにとってはアップグレードすべきだといえる。

 

一方でタイトルのラインアップなどに違いがないためそれほどグラフィックにこだわりがなく、Xbox Oneのゲームタイトルが遊びたいだけならXbox One Sも十分お勧めできるゲーム機であることには変わりがない。

 

よくありそうな質問

最後にXbox One Xを触って感じたよくありそうな質問をまとめておく。

 

Q.Xbox One Xってどこで買えるの?

Xbox One取扱店で購入可能。 残念ながら一般的なゲーム機とは異なり日本市場では全く人気がないXboxは取扱店が非常に少ない。

店頭で購入したいなら、都会の大手家電量販店くらいでしか見かけることはないかもしれない。

幸い現代ではネット通販で購入することが出来る。 オンラインの取扱店についてはこちらを参考にして頂きたい。

 

Q.Xbox One Xと従来のXbox Oneってどう違うの?

基本的に性能大幅アップ版以上の違いはない。

画質を求めなければXbox One SでもXbox Oneでも今のところ違いは全くないので予算に応じて選択することをおすすめする。

 

Q.ぶっちゃけPS4と比べてどう?

日本のゲームやJRPGを中心に考えているなら、悪いことは言わないので迷わずPS4を選ぶことを強くお勧めする。

Xbox Oneで日本語で遊べるタイトルは海外の大作とMicrosoft Studiosのタイトルが中心となるので興味が持てるタイトルが少ないのであればせっかくのXbox One Xのパワーを体験することも少なくなってしまうだろう。

一方逆に好みにさえあえば他機種では体験出来ないような素晴らしいタイトルも存在するのでもしForzaやHalo、Gears of Warといったタイトルを遊びたいならXbox Oneシリーズも視野に入れてもいいと思う。

Xbox One Xは性能面からグラフィックでPS4 Proよりも優位といわれるが、実はサウンド周りにも力が入っておりドルビーアトモス、DTS:Xに対応しているゲーム機は現状Xbox Oneシリーズのみである。 映像だけでなくオーディオマニアにもXbox Oneはお勧めだったりする。

 

Q.オンラインはマッチングするの?

オンラインのマッチングに関しては日本人限定に限らなければ殆どのタイトルは十分マッチングする。 数年前のタイトルであっても人気作なら全く問題がないので少なくとも筆者は特にこの点は不満を感じていない。

一方スキルレーティングや地域制限が厳しいゲームだと少し時間がかかることもある。 このあたりは遊ぶゲームの人気や時間帯にもよるかもしれない。

 

Q.遊ぶゲームがないんだけど?

とりあえずEAアクセスに加入して下さい。

年会費3002円で45本以上のゲームタイトルが遊び放題です。

 

RPG好きならドラゴンエイジインクイジション、スポーツゲームならFIFAやマッデン、FPSならバトルフィールド1やタイタンフォール2などのラインナップが楽しめます。

 

Q.Xbox 360や初代Xboxのタイトルも綺麗に遊べるってどういうこと?

一部対象のXbox 360、初代XboxタイトルはXbox One Xでプレイすると4K品質でプレイ出来る。

リマスター版のように新規開発された物ではないのでフォントなどの2D部分は当時とほぼ同じ品質で表示されるが、3Dモデルの4K表示は非常に高精細に見えるので過去のソフトも現代の環境に近い感覚でプレイ出来る。

 

Q.1080pテレビやモニターでも綺麗になるの?

4Kの品質を1080pにスーパーサンプリングして表示されるため従来のXbox Oneシリーズよりも綺麗に表示できる。

またゲームタイトルによってはパフォーマンスモードでなめらかに表示するオプションも用意されているため1080p環境でも導入する価値は十分にあるといえる。

とはいえわずかに解像度があがり、なめらかになるだけといえばそれも間違いないので1080p環境であればXbox One Sでも十分という人も少なくはないだろう。

 

Q.PCでいえばどの世代と同じくらいの性能?

Ark:Survival Evolvedの開発者曰くGTX 1070搭載PC並といわれている。

実際にはタイトルの得意不得意や最適化の度合いによってある程度前後する物と思われるがこれを目安にしておくと良いかもしれない。

 

Q.海外のゲームはどうやって買うの?

日本のストアに販売されていない良作タイトルも少なくないためXboxユーザーなら海外ストアのお世話になることが自然と多くなる。

幸いXbox Oneはストア切り替えで比較的簡単に海外ストアでダウンロード版を購入できる。

他機種のように”海外アカウント”の作成は不要で一度設定さえすれば簡単に利用できるので興味があれば時間があるときに挑戦してみると良いだろう。

→Xbox Oneで海外ストアを利用する方法

 

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