Microsoft製品を中心としたファンサイト

ゲーミングPCを持っていてもXbox One Xを購入すべき理由。

 

「Windows10を搭載したゲーミングPCを持っていれば、Xbox Oneはいらない」というのはマイクロソフトのXbox担当者も認めている事実ですが、果たして本当にそうでしょうか?

 

まず改めてXbox One Xとは?

Xbox One Xは世界で最もパワフルなゲーム機として2017年11月7日にマイクロソフトから発売されるゲーム機。

6TFLOPSのGPU、12GB GDDR 5 RAM、高速HDD搭載など前例のないパワフルなマシンです。

 

 

ゲーミングPCがあれば殆どのXbox One Xの体験は可能だが・・・

Windows10のゲーミングPCがあれば、Xbox One Xで出来ることは殆ど出来ます。

Xboxで発売されているマイクロソフトスタジオの人気タイトルの多くはXbox Play Anywhereに対応しています。

これはXbox One、Windows10で境界線なくプレイ出来るサービスです。

なので1度ゲームを買えば、XboxでもWindows10でもどちらでも追加料金なしで遊ぶことが出来ますし、セーブデータもクラウドで同期され、実績やゲームの進行状況まで同期されます。

また一緒にパーティを組んだり、クロスプラットフォームプレイで同じゲームで遊んだり、チャットをすることも可能です。

 

なのでXbox OneがなくてもXboxの人気作品が遊べるためXbox One Xは不要といわれています。

しかしXbox One Xに出来てゲーミングPCに出来ないことは本当にないのでしょうか。

今回はそんな疑問からまとめてみました。

 

 

Xbox One Xでないと遊べないタイトルがある

Xbox One Xを購入する理由の第一に考えるべきなのはWindows10ですべてのXboxゲームが遊べるわけではありません。

Xboxで最も人気のゲームタイトル「HALO5:Guardians」はXbox Oneじゃないと遊べませんし、「HALO:マスターチーフコレクション」もXbox Oneじゃないとプレイ出来ません。

これらはXbox One X Enhanced対応予定なのでHALOをいいグラフィックで遊びたいならXbox One Xをプレイするしかない訳です。

 

HALOはFPSタイトルなので他のプラットフォームでもFPSはたくさんあるのですが、HALOのゲーム性に似たゲームは実は少なく代えが効かないタイトルとなっています。

また「サンセットオーバードライブ」「DESTINY」「レアリプレイ」といったXbox Oneの他の名作タイトルもWindowsでは今のところ遊べません。

 

初代XboxやXbox 360タイトルも快適に遊べる

初代XboxやXbox 360のタイトルも一部4K、フレームレートを増加した環境で遊べます。

古いゲームであっても解像度やフレームレートが上がれば今でも楽しく遊べるタイトルはたくさんありますし、最近のゲームではないデザインのタイトルもたくさんあります。

Xbox One Xでは初代Xboxのタイトルと一部のXbox360タイトルで内部解像度を4Kに変更、すべてのゲームで16倍の異方性フィルタリングしてくれるのでオリジナルよりもずっと綺麗に遊べます。

 

PCでは発売されていないタイトルはもちろん、PCで日本語版が出てないタイトルもXbox 360版があったりすることもあるのでPCゲーマーであっても十分購入の動機になります。

 

ゲームパッド同士での対戦が可能、パッドに最適化された環境。

近年据え置きゲーム機からゲーミングPCへ移った人が増えたことでゲームコントローラを使ってPCゲームを遊ぶ人も増えています。

しかしFPSタイトルなどエイミングでマウスやキーボードが圧倒的に有利なゲームタイトルではゲームパッドで遊ぶのはかなり不利になってしまいます。

またPCゲームであれば必ずしもゲームパッドに最適化されている訳ではありません。

 

しかしXbox Oneであればゲームパッド同士、ゲームパッドへの最適化は保証されているのでゲームパッドで遊ぶことを考えているならよりストレスが少ない環境といえます。

 

 

4Kブルーレイを初めテレビで楽しめるマシン

PCで4Kブルーレイを楽しむには意外にも敷居はまだまだ高いです。

まずINTEL SGX対応環境、HDCP2.2に対応したディスプレイとGPU、Windows10であることが条件です。

これらの状況をそろえるにはマザーボードも対応している必要もあるため2016年以降に出荷されたPCかつハイエンドなものでなくてはなりません。

また4KブルーレイプレイヤーとしてはXbox One Sが国内最安という背景もあることや4Kブルーレイを見るならPCモニターよりもテレビの方が最適な環境であるためまだまだ優位です。

 

他にもNetflix、AmazonビデオといったWindows10 UWPの数百以上のアプリがXbox Oneシリーズでは動作するのでXbox One Xをテレビ用のエンターテイメントマシンとして使うのはかなりいい選択肢といえます。

 

サブマシンとして、2人プレイ専用に使ってもあり

普段ゲーミングPCとして使っていてもXbox One Xをサブマシンとして使うという使い方はかなりお勧めできます。

例えばPCで動画エンコードなどをしていてゲームが出来ない待ち時間にXbox One Xでプレイすることも出来ます。

またXbox Oneシリーズではゲームのダウンロード版を「ホームXbox+購入したアカウント」の最大2台で同時で遊ぶことが出来るので、Forza Motorsport 7やギアーズオブウォー4でXbox One XとゲーミングPCでソフト1本で2人プレイを行うことが可能です。

2人プレイについては詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

結論:完全な代わりにならないから両方買うべき

たしかにXbox OneがなくてもWindows10を搭載したゲーミングPCでマイクロソフトの新作ゲームは遊ぶことが出来ます。

しかし上記の通り完璧な代わりにはなりません。

 

Xbox One Xであればダウンロードするだけでメーカーが最適化した環境で遊ぶことが出来ます。

ゲームパッドに最適化、ゲームも最適化されているのでシンプルでストレスなくすぐに遊ぶことが出来ます。

 

同様にゲーミングPCにはSteamでの豊富なゲーム、自分好みの設定でプレイ出来るといったメリットもありこちらももちろん素晴らしいものです。

MODを入れて遊び尽くしたゲームはもうバニラでわざわざ据え置きゲーム機で遊びたいとは思いませんし、MOBAやRTSを初めキーボードやマウスで遊ぶ方が格段に楽しいゲームも数多く存在します。

加えてWindowsゲーミングPCであればゲーム以外にも様々な用途で利用できます。

 

どちらも一長一短な部分があるのでいくら議論しても、向き不向きはあれどどちらがすべてにおいて優れた環境というわけではありません。

遊ぶ内容や好みの環境によって好きな場所でゲームを楽しみましょう。

 

日本マイクロソフト (2017-11-07)
売り上げランキング: 6,765

--

  • B!