マイクロソフトは2017年2月23日にWindows10/XboxOneでRTSゲーム最新作HALO WARS 2を発売しました。
HALOシリーズといえば単に人気ゲームということだけではなくコミュニティが活発だということです。
過去作でもフォージによる創造的なマップや驚くようなビデオが公開され、人々を驚かせ続けていました。
※例によって翻訳の精度が気になる方は原文(英語)をご覧ください。
今回新たな創造への道として「HALO5パブリックAPI」を使って開発者はHALO5の体験を向上させるアプリケーションを開発できるようになりました。
これと同じ事がHALO WARS2で出来るようになるようです。 パブリックAPIで何が出来るようになるのか343は次のように説明しています。
Q.パブリックAPIとはなんですか?
A.APIとはアプリケーションプログラミングインターフェイスの略です。 HALOに関するサービスと連携するための文章が開発者のために公開されます。 そのためコミュニティの優秀な開発者がプレイヤーとマッチの統計情報を取得できるようになります。
Q.パブリックAPIを使うとどんなことが出来ますか?
A.HALO5のパブリックAPIはいくつかの大会イベントで実況者側にプレイヤーの統計情報を表示したりするので使われています。 これらはHALO WARS2でもローンチ時から可能です。新しい方法で開発者を刺激できることを期待しています。
参考例:
HALO TRACKER – HALOのデータが見れるWebサイト
SpartanStats – HALOデータが見れるiOS/Androidアプリ。
Symphony of Death - HALO5マッチのデスを集めて音楽に。
HALO CARNAGE – UWP(XBoxOneを含む)HALO5統計アプリ。
HALO5BOT - チャットアプリTelegramにキルデスを通知するアプリ?
Q.FPSとRTSでのAPIの違いについて
A.類似点はたくさんあると思います。 プレイヤーマッチ履歴、試合の詳細、プレイヤーの生存時間などHALO5とHALO WARS2は同じように照会出来ます。 これにより自分の試合履歴を調査するアプリケーションを作成することが可能です。
しかしHALO WARS2は戦略ゲームなのでさらに多くの情報があります。 ヒートマップ、クロスマッチデータを集約することでHALO APIを使用したアプリケーションが既にいくつかあります。 しかしHALO WARS2のメタデータはより一般的であることが期待されます。 アプリケーションはビルドオーダー、ユニットカウンター、効率的な戦略、デッキの有効性などを探ることに使えるでしょう。 私たちのコミュニティは情熱的で創造的です。 私たちはコミュニティがHALO WARS2プレイヤーのスキルを向上させるような素晴らしいアプリケーションを思いつくことに期待しています。
Q.HALO WARS2パブリックAPIのために知っておくべき事は何ですか
基本的にはHALO5のパブリックAPIと変わりません。 ポータル、登録プロセス、サポートフォーラムすべて同じ場所にあります。
既存のHALO5に加えてHALO WARS2を追加した形になります。
プレイヤー、マッチ、メタデータなどHALO WARS2の情報はいくつかのカテゴリに分類できます。
プレイヤー情報ではキャンペーンの進捗、試合履歴、プレイリストの評価、寿命の統計などを表示できます。 マッチではマッチ概要だけでなく試合中に発生したイベントも取得できます。最後にメタデータは名前や説明、その他の操作に返されたオブジェクト情報を取得できます。
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他のFPSなどでも「観戦モード」や「シアター」が実装されはじめた今、HALOは新たなステップに入るようです。
既にHALO5の対戦のデータを閲覧できるアプリはリリースされていますが今後これらを使って何ができるのか楽しみですね。
統計情報からプレイスキル向上のためのアドバイスが出るアプリとかあれば嬉しいなと思うのですがどうでしょうか。
もちろんこのAPIもMicrosoft Azureを使ったHALOサーバからデータを取得できるのでプログラミングの練習にもいいかもしれません。
詳しくはHALO WAYPOINTの開発者ページをご覧ください。
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