ブルームバーグの取材に対してスティーブバルマー氏はハードウェア事業参入を押していたことでビルゲイツ氏と関係が悪化した原因になったと語ったとのこと。 バルマー氏は早くハードウェア事業に参入しなかったことを後悔していると語ったようです。
ゲイツ氏と疎遠になった理由
ゲイツとMSの役員はソフトウェアをあくまで中心とするべきとしていましたがバルマー氏はハードウェア、主にSurfaceを中心とした製品を押すべきだという方針の違いからすぐに議論になり、なかなかうまく進まなかったとのこと。 Surfaceは当初失敗した製品と思われていましたが、順調に業績を伸ばし、直近の年度で40億ドル超の売り上げとなっています。
遅すぎたスマートフォン参入
そもそもマイクロソフトはiPhoneやAndroidが生まれる前からスマートフォンOS事業はやっていました。
iPhone以前のスマートフォンと言えば「Windows Mobile」か「Blackberry」、「Symbian」でしょう。
しかしこれらはタッチベースではなく、基本的にボタンで操作する作りになっていたことからタッチスクリーンをメインとしたスマートフォンOSが人気となり、マイクロソフトはWindows Phone7で過去の遺産を捨て、あらたに再スタートを切ります。
再スタートが遅すぎた
WindowsPhone7はWindows Mobileの資産を使えるようにするのかでまずかなり社内でもグダグダの状態でした。 またその後ほかの開発チームが作ったスマートフォンKINとの社内での争いもあり、発売がどんどん遅れてしまい結局AndroidやiPhoneが普及した後に参入するという形になってしまいました。
いいものを継続できなかった
WindowsPhoneが一番輝いていた時はやはり「Nokia lumia 1020」の時でしょう。 4100万画素を超えるスマートフォンカメラは2016年現在でも出ていません。
アプリ面でもたとえば人の顔がみんな目が開いてる写真を合成して集合写真が撮れる「Smart camera」やカクテルや世界の料理の作り方を調べられる「MSNレシピ」などの人気アプリを削除するなどせっかくあったWindowsPhoneの個性すら捨てています。
もしマイクロソフトがLumia 1020の後継機を出し、予定通りに3D touchなどをリリース出来ていたらもう少し状況は違っていたかもしれません。
ソース:
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00405806
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