マイクロソフトは2022年10月25日にSurface Laptop 5を日本でも発売されました。従来と似た形状でありながら、プロセッサのアップグレード、Thunderbolt 4対応ポートなど性能面のアップグレードや変更が行われました。
今回はそんなSurface Laptop 5をレビューしていきたいと思います。レビューにあたり、日本マイクロソフトより、商品を貸し出していただき、本レビューを執筆しています。 また当サイトは、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用して収入を得ています。
Surface Laptop 5のスペック
https://www.youtube.com/watch?v=9_FQW36r0n8
名前 | Surface Laptop 5 13.5インチ |
本体 | 長さ: 308 mm 幅: 223 mm 高さ: 14.5 mm 重量: ファブリック: 1,272 g メタル: 1,297 g |
ディスプレイ | スクリーン: 13.5 インチ PixelSense™ ディスプレイ 解像度: 2256 × 1504 (201 PPI) 縦横比: 3:2 コントラスト比: 1300:1 色の設定: sRGB、鮮やかさ 個別に色調整されたディスプレイ Dolby Vision IQ™3 対応 タッチ機能: 10 ポイント マルチタッチ Alcantara® 素材のパームレスト付きノート PC の Gorilla Glass 3 ディスプレイ メタル パームレスト付きノート PC の Gorilla® Glass 5 ディスプレイ |
RAM | 8 GB、16 GB LPDDR5x RAM |
プロセッサ | 第 12 世代 Intel® Core™ i5-1235U プロセッサ 第 12 世代 Intel® Core™ i7-1255U プロセッサ Intel® Evo™ プラットフォーム上に構築 |
グラフィックス | Intel® Iris® Xe グラフィックス |
ストレージ | ソリッド ステート ドライブ (SSD) のオプション: 256GB、512GB |
バッテリー | 通常のデバイス使用で最大 18 時間 |
ネットワーク | Wi-Fi 6: 802.11Ax 対応 Bluetooth® 5.1 ワイヤレス テクノロジー |
外部端子 | USB 4.0/Thunderbolt™ 4 対応 USB-C® x 1 USB-A 3.1 x 1 3.5mm ヘッドフォン ジャック Surface Connect ポート x 1 |
Surface Laptop 5の特徴
デザイン:ほぼ従来と同じ完成されたデザイン
Surface Laptop 5は従来のSurface Laptop シリーズと大きなデザインの変更はありません。Surface Laptop Go 2で追加されたセージグリーンのカラーが追加されたくらいしか一見変わらないかもしれません。
キーボードやタッチパッドについては従来から評判がいいものであったため、今回も文句の付け所はありません。キータッチは軽やかですが、タイプ音は控えめでカフェ利用でもほとんど目立たないレベルのノイズしかなりません。
タッチパッドも十分に広く、MacBookほどの大きさではありませんがそれでも一般的なノートPCに比べれば大きいかと思います。
パフォーマンス: Intel 第12世代でパワフルな性能
Surface Laptop 5では新しいIntel 第12世代プロセッサが搭載されました。これによりパフォーマンスが従来モデルよりも大幅に向上しています。前世代とは異なりAMDモデルがないため、AMDが好きという方は注意が必要です。
Surface Laptop 5は最新のAAAゲームをプレイすることを目指したデバイスではありませんが、統合型グラフィックスであってもそれなりに動作します。例えばオーバーウォッチ2は60fpsは設定がミディアム程度であれば60fpsで動作します。比較的軽めのオプションが用意されたゲームであれば、何とか動作するかと思います。
ディスプレイ: 美しい表示が可能なディスプレイ
Surface Pro 5 13.5インチに搭載されたディスプレイ前世代モデルと同じ2256x1504ピクセルセンスタッチスクリーンを備えています。400nitの明るさで窓際で直射日光が当たる環境でも十分な明るさで作業できるとは思います。
また2022年のSuface Laptop 5では新しい機能としてドルビービジョンIQが搭載されました。これは周囲の条件に基づいてカラープロファイルやコントラストを自動的に調整してくれるというものです。
注意点としてはHDRや高リフレッシュレートといったほかの最近のSurfaceのモデルで搭載されている機能がないということです。
Webカメラ: やや貧弱な720pカメラ
Surface Laptop 5ではほとんどの点でモダンな性能をしていますが、Webカメラについては少し古い720pのWebカメラです。画質は無難な品質ですが、Surface Pro 9などに搭載されているWindows Studio エフェクトがサポートされていないなど、プレミアムなノートPCとしては少し遅れている印象を受けます。
最近はテレワークや自宅学習でWebカメラを使うシーンも増えてきているので、ここは今後改善していただきたいところかもしれません。
なおWindows Hello顔認証はサポートしているので、ディスプレイを開くだけですぐにWindowsにログインすることができます。
外部ポート: USB4/Thunderbolt 4ポートのサポートなど
Surface Laptop 5では新たにUSB 4.0/Thunderbolt 4ポートがサポートされました。このポートを使用するとスマートフォンと同じUSB-C端子で外部ディスプレイに映像を表示したり、外部にデータを転送することができます。従来のモデルよりもより高い帯域幅で利用できます。また従来通りSurface Connectポートも存在しています。
バッテリー:十分なバッテリー
Surface Laptop 5シリーズは従来からそれほど多くの変更はありませんが、従来通り高いバッテリーパフォーマンスを持っています。一般的な軽めの作業であれば12時間程度は十分に持つように見えます。仕事や学習、趣味の範囲で使うには十分です。
Surface Connect端子だけでなく、USB-C経由で充電することもできるのでモバイルバッテリーやスマートフォン向け充電器でも充電できる場合があります。正しほかのノートPCやMac、タブレットと同様に十分な出力がないと充電できません。
まとめ: 必要なものが詰まったノートPC
Surface Laptop 5は従来モデルから大きな変化はありません。新しいプロセッサ、新しいThunderbolt 4のサポートでスピードと使いやすさが向上した高級感のあるノートPCです。
高性能なグラフィックスやWebカメラ、大量のUSBポートこそありませんが、それでも必要な機能はすべて詰め込まれており、軽量かつ携帯性も損なわれていません。
円安の都合で価格は少し高めの印象を受けてしまうかもしれませんが、それでも市場で最も安心して購入できるノートPCかと思います。
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