マイクロソフトはSurface Go 2を2020年5月12日に発売します。Surface Goは2018年8月28日に発売されていた2in1ノートPCで、Surfaceシリーズの中ではエントリーモデルに当たるデバイスです。そんなSurface Go 2のどこが変わったのかを今回はご紹介していきたいと思います。
Surface Go 2とSurface Goの違いについて
OSについて
OSはWindows 10 Home SモードがSurface Go、Surface Go2共に搭載されています。これは過去にリリースされていた「Windows 10S」と同等のもので、Microsoft Store以外からアプリケーションがインストールできない代わりにセキュリティが高く、安定した動作が可能なモデルです。Sモードは解除すると普通にWindows 10 Homeになりますが、一度解除すると再びSモードを有効にすることは出来なくなります。
Microsoft Officeなどの基本的なアプリケーションしか使わない場合はSモードで十分だと思いますが、フリーソフトやいろいろなアプリをインターネットからダウンロードしてインストールしたい場合は無効化するという形になりそうです。
プロセッサ、基本は変わらない
Microsoft Surface Go(2018)ではPentium Gold 4415Yが採用されていました。今回Surface Go 2(2020)でも引き続きPentium Gold 4425Yが採用されていますが、上位モデルであるLTEモデルではIntel Core m3モデルが選択可能になっています。
Surface Go 2のIntel Core m3 モデルを選択した場合、Pentium Gold 4415Yモデルに比べて最大64%の高速化が行われているとのことです。
サイズはそのまま、ディスプレイ大きく
Surface GoとSurface Go 2では本体サイズは変わっていません(175mmx245mmx8.3mm)。そのためSurface Goの頃に発売されていた「Surface Go Type Cover」がそのまま使えます。一方でディスプレイサイズはベゼルが少し小さくなり、10インチ(1800x1200)から10.5インチ(1920x1280)に変更となりました。横サイズが1920となったので、フルHDもネイティブで再生することが出来るようになっています。重量の変更はありません。
バッテリーはわずかに伸びた
Surface Go 2のバッテリー駆動時間は少し大きくなりました。Wi-Fiモデルで最大9時間動作のところを最大10時間にアップグレード、LTEモデルで最大8.5時間のところを最大10時間にアップグレードされました。10時間も利用できるのであれば、一日外で作業していても大抵の作業では持つのではないかと思います。
細かな違い、テレワークにも最適?
Surface Go 2は買いなのか?
Surface Go 2、前モデルでちょっと見かけが気になってたディスプレイベゼルが小さくなりモダンな外観になったこと、そしてプロセッサ性能が気になっていた人向けの上位モデルが登場したことでかなり多くの人に満足出来るようになったのではないかと思います。
私は旧モデルでも、文字入力やブラウジングメインで使うのであれば十分パワフルなマシンだと思っていましたが、選択肢が増えたことでかなりいいマシンになったと思います。
一方で、Intel Core m3搭載モデルの国内価格は107580円となっており、Surface Pro 7のCore i3モデルの109,780円とほぼ同じ価格なのは気になる点かもしれません。LTEがついているという利点はありますが、ディスプレイサイズを含めて多くの点でSurface Pro 7の方が上位モデルという扱いになります。
メインマシンの他の2台目のマシンなどには最適なコンパクトな端末なのではないかと思います。
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