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Windows 11 KB5026372で発生しているVPNの不具合を修正する方法。

 

Windows 11 KB5026372累積アップデートが先日提供され、いくつかの不具合や機能が改善されました。

Windows 11 KB5026372とは

Windows 11 Version 22H2向けの累積アップデート、Windows 11 KB5026372では、カーネルモードのハードウェアスタック保護セキュリティ機能やLAPSの改善など様々な改善が含まれています。

  • この更新プログラムは、カーネル モードのハードウェアによって適用される Stack Protection セキュリティ機能に影響します。 この更新プログラムは、互換性のないドライバーのデータベースにさらにドライバーを追加します。 デバイスは、Windows セキュリティ UI でこのセキュリティ機能を有効にし、ドライバーを読み込むときに、このデータベースを使用します。
  • この更新プログラムは、Windows ローカル管理者パスワード ソリューション (LAPS) の競合状態に対処します。 ローカル セキュリティ機関サブシステム サービス (LSASS) が応答を停止する可能性があります。 これは、システムが複数のローカル アカウント操作を同時に処理するときに発生します。 アクセス違反のエラー コードが0xc0000005。

2023 年 5 月 9 日 — KB5026372 (OS ビルド 22621.1702)

VPNの接続の不具合について

VPN接続の不具合は特にL2TP/IPsec VPNで不具合が報告されています。報告によれば、ダウンロードやアップロード速度が著しく低下した、SFTPからのファイルのダウンロードが困難になったなどの報告があります。

問題解決にためにWANの再インストール、DNSフラッシュ、IPv6の無効化、Windowsファイアウォールの無効化などを試した人もいたようですがどれも解決していないとのこと。

またアップデートでBitLockerが起動し、自動修復ループに陥りWindowsの再インストールが必要になる可能性があると報告している人もいます。

TPMの検出とコアの分離を無効にしよう

  1. レジストリエディタを起動する(regedit.exeをタスクバーで検索する)
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa. に移動する
  3. レジストリに次の値を設定する
    "RunAsPPL" = dword: 00000001
  4. コンピューターを再起動

情報元:Windows Latest

Windowsセキュリティの警告も無視する場合は下の手順も追加してください。

  1. レジストリエディタを開き、同じディレクトリに移動、新しいエントリ "RunAsPPLBoot" = dword:00000001を作成し、変更を保存する
  2. 再起動

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