マイクロソフトはWindows 7を数年前に正式にサポートを終了しました。それ以降も利用者が多いWindows 7のために有料の拡張セキュリティアップグレード(ESU)を提供してきましたが、すでにMicrosoft EdgeやGoogle Chromeもサポートを終了しているため継続的に利用するのは困難な時期になりました。
Windows 7を使い続けるのが厳しい理由
すでにサポートが終了している
Windows 7はすでにすべてのサポートを終了しています。そのため不具合やセキュリティ上のトラブルについても修正は行われません。これがどういった問題になるかというとフィッシング詐欺、なりすまし被害、個人情報の漏洩、マルウェアによりPCの制御を奪われるなど様々な攻撃を受けるリスクがあります。
ソフトウェアの対応も終了している
例えばMicrosoft Edge、Firefox、Google Chromeといったインターネットを閲覧するために使うブラウザーアプリなどはすでに更新されておらず、最新のWebページに関しては閲覧出来ない場合がでてくることが考えられます。
またそのほかのソフトウェアについても対応出来ないことが増えてきているため、Windows 7を使い続けることで不便を感じる機会は今後さらに増えてくるでしょう。
ハードウェアが非常に古い
Windows 7は2009年にリリースされたOSです。そのため発売時点でWindows 7搭載PCを購入していた場合、すでに10年以上前のコンピューターであるということになります。古いパソコンはそれだけ動作が遅く、快適に使用することが難しいということになります。
参考までに2009年のスマートフォンはiPhone 3GS、ゲーム機でいえばWiiやPS3、Xbox 360といったゲーム機が使われていた時代ということになります。
Windows 7からのアップグレードの選択肢
それではWindows 7から切り替えの選択肢をご紹介します。
【推奨】Windows 11 PCへの買い換え
Windows 7のサポートはすでに終了しており、パソコン自体も10年近く前のものであると考えられるためそろそろパソコンの買い換えをすることをおすすめします。Windows 11搭載PCは高性能マシンから安価なエントリーPCまでありますが、おそらくほとんどの人がWindows 7マシンからであれば安価なWindows 11搭載PCに買い換えても性能の向上を感じられるでしょう。
パソコン選びがよくわからないのであればMicrosoftのSurfaceラインナップをおすすめします。
Windows 10へのアップグレード
Windows 10は2024年10月までサポートが予定されているため、少なくともしばらくはWindows 10で使い続けることが出来ます。Windows 10についてはお使いのPCでアップグレード出来る場合もあるため、アップグレードプログラムを試してみるのも1つかもしれません。
以下のページからツールを今すぐダウンロードを選択してセットアップすることが出来ます。
新しいWindowsの世界へ
古いバージョンのWindowsに固執し続けるというのは一部の人にとっては珍しいように思えるかもしれません。実際周りの人でもよくわからないからアップグレードしたくないという人はいます。一部の企業はWindows 7でのみ動作するように設計されたソフトウェアがアップグレードによって故障することを恐れて更新避けている場合もあります。
Windows 7とWindows 8.1はすでにセキュリティアップデートが終了しました。セキュリティアップデートがないPCを使い続けることはリスクが高まります。インターネットを接続せずに利用するか、新しいOSへのアップグレードを行いましょう。
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