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ジャネットジャクソンがWindows XP搭載PCを破壊した経緯。

音楽の力は強力です。マイクロソフトのRaymond Chen氏は最近Windowsの開発ブログの中で約20年前のノートパソコン破壊事件について語りました。

人気音楽に含まれる周波数がPCを破壊

https://www.youtube.com/watch?v=OAwaNWGLM0c

PCの破壊事件はジャネットジャクソンの音楽、リズムネイションが問題となったものです。この音楽を再生するとハードディスクがクラッシュしてしまうという不具合が存在し、当時PCメーカーは対応に終われました。

Rhythm Nationの音楽には当時のハードドライブに影響する共振周波数が含まれていました。これは特定の速度で振動させると破壊を引き起こすことがあるというものです。映画などでガラスが超音波や振動で破壊されるシーンを見たことがある方もあるかもしれませんが、これと同じ原理です。

この楽曲は5400rpmのノートPC用ハードドライブと同じ共振周波数が含まれており、一部のパソコンを破壊する危険がありました。さらにこの問題は再生したノートPCだけでなく、近くのパソコンにも影響を与える可能性がありました。

フィルターで対応へ

メーカーは再生中のオーディオで問題となった特定の周波数をフィルターで削るという方法を使用することで対処しました。おそらく現代のパソコンではこのような5400rpmを使用したノートPCは想定されていないためフィルターはないかもしれません。しかしパッチが適用されていない古いノートPCでジャネットジャクソンのRhythm Nationを聞くのはやめた方が良いかもしれませんね。

 

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