マイクロソフトの最新のオペレーティングシステム「Windows 11」
Windows 10と比べてどう変わったのか、何が良いのか今回はそんな疑問をまとめてみました。
Windows 11はいつリリースされたの?
https://www.youtube.com/watch?v=IZ_v2KH-OxI
Windows 11は2021年10月5日よりリリースされました。これはWindows 10で性能の条件を満たしたパソコンに無償でアップグレードが提供されるほか、Windows 11が搭載されたパソコンも販売が開始されています。
Windows 11のライセンス販売も開始されているため、OSがついていないパソコンにもWindows 11はインストールすることが出来ます。
Windows 11注目の新機能・変更点
スタートボタンが中央に!シンプルなタスクバー
スタートボタンやタスクバーの役割はWindows 10以前とほとんど同じですが、位置が変更されました。画面の中央に移動したことで、作業をしている場所からの移動距離が短くなったということのようです。
もちろんよく使うアプリは「ピン留め」設定することでアプリをクイック起動することも可能。
スタートメニューもスマホライクでわかりやすく
スタートメニューはよりシンプルなデザインへと変更。検索バーを使うとアプリをすぐに探すことが出来ます。ピン留めされたアプリが並ぶので、よく使うアプリは設定しておくことですぐに開くことが出来ます。
Windows 10のライブタイル機能は廃止されました。
スナップ機能で画面分割自由自在
新しいスナップ機能は、ウィンドウのサイズを簡単に調整することが可能。ウィンドウの最大化ボタンの近くにカーソルを合わせることで、ウィンドウのレイアウトを設定して分割することが出来ます。
もちろん従来通り、画面の左端や右端にウィンドウを持って行くと半分になるスナップ機能も搭載。
複数のアプリをより同時に扱いやすくなりました。
Microsoft Storeが進化!アプリが集う場所へ
Windows 8以降搭載されているストア機能ですが、Windows 11ではより扱いやすいものへと進化しました。Windows 11では従来Webやディスク配布などで入手できたインストーラー形式のクラシックアプリの配布も可能となり、あらゆるアプリがストアからダウンロード出来るようになる予定です。
またAmazonなどの他社のアプリストアもMicrosoft Storeに参加する予定です。
AndroidアプリもPCソフトのように扱える!?(対応予定)
記事執筆時現在日本ではサービスが開始されていませんが、AndroidアプリもMicrosoft Storeで配布できるようになる予定です。そのため今までWindows 10で弱かったタッチフレンドリーなアプリが増えることが期待されます。
ウィジェット機能で情報をまとめて確認
ウィジェット機能は画面の左端にカーソルを合わせることで小さなミニアプリを見ることが出来ます。表示されるのは天気やToDo、ニュースなどマイクロソフトのサービスが表示され、作業をしている最中でもすぐに情報が表示できます。
2022年4月現在では未定ですが将来的にサードパーティアプリも対応する予定とのこと。
Teamsがタスクバーからすぐに起動!いつでもみんなと繋がれる
新たにMicrosoft Teamsアプリが標準搭載に。知り合いや仕事仲間といつでも繋がりやすくなりました。Microsoftアカウントで利用できるので追加の登録は不要。メッセージや通話、会議、ビデオチャットなどを手軽に行うことが出来ます。
Windows 10以前に搭載されていたSkypeは標準搭載ではなくなり、オプションでの搭載となっています。
標準アプリもアレコレ進化!ペイントやメモ帳も
Windowsに最初から搭載されている標準アプリ。これらについても大きく進化しています。時計アプリではスマートフォンで一般的な「タイマー」「アラーム」「世界時計」などの機能が追加。ペイントではユーザーインターフェイスがシンプルになって見やすくなりました。
なおWindows 10で標準搭載されていたペイント3Dはオプションでの配布となっています。
ゲーム機能もアップグレード!自動HDRやDirect Storageなどをサポート
最近はPCでゲームをするという人も増えてきましたが、Windows 11ではゲームも進化。Xbox Series X|Sに搭載されている高速ローディング機能「Direct Storage」やSDRゲームをより色鮮やかに表示する「オートHDR」機能を搭載。さらによりリアルな表現が可能になるDirectX 12 UltimateをサポートするなどWindows 11ではゲーム機能の改善が行われました。
もちろんPC Game Passでゲームをお手頃価格で楽しむことも可能です。
Windows 11へのアップグレードについて、買い換えが必要な場合も
Windows 11ではWindows 10が動作しているパソコンであっても利用できないこともあります。具体的にはCPUなどの要件が厳しくなり古いPCで動作しなくなったからです。
Windows 11の動作要件、アップグレード条件は厳しめ
Windows 10(従来) | Windows 11(最新) | |
プロセッサ | 1GHz以上のプロセッサまたはSoC | 1GHz、2コア、64bitまたはSoC |
RAM | 32bitの場合は1GB/64bitの場合は2GB | 4GB以上 |
ストレージ | 32bitの場合は16GB/64bitの場合20GB | 64GB以上 |
システムファームウェア | 指定なし | UEFI、セキュアブート対応 |
TPM | 指定なし | TPM 2.0必須 |
グラフィックスカード | DirectX 9 以上(WDDM 1.0 Driver) | DirectX 12 以上(WDDM 2.0 Driver) |
ディスプレイ | 800x600 | 9インチ以上/8bit/720p以上 |
ネットワークとMSアカウント | 任意 | MSアカウントとネットワーク接続必須 |
Windows 11では以下のポイントでアップデートに引っかかることが多いとされています。
- CPUがIntel 第8世代コアプロセッサ以降のものが必須
- TPM 2.0搭載
- UEFIセキュアブートに設定されている必要がある
対応していないならパソコンを買い換えよう
Windows 10は2025年までサポートが予定されていますが、もしもお金に余裕があるのであれば事前にWindows 11搭載パソコンに買い換えてしまうというのも手です。Windows 11搭載パソコンで購入を迷われている場合はとりあえずMicrosoft Surfaceをオススメしています。
Windows 11をセットアップ
[st-card-ex url="https://wpteq.org/windows/post-78582/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore=""]
[st-card-ex url="https://wpteq.org/windows/windows10-manual/post-78663/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore=""]
--