マイクロソフトは昨年リリースしたWindows10 October 2018 Updateで一部の特殊なケースにおいて、ファイルが削除されてしまうという致命的な問題を引き起こしました。 そういった背景から最新のWindows10 May 2019 Updateでは更新プログラムのロールアウトに非常に慎重な姿勢を見せているようです。
非常に段階的なアップデート提供に変更
adDuplexから提供されたグラフを見てもわかるように、マイクロソフトはWindows10 April 2018 Updateはほぼ垂直にアップデートを行われていましたが、最新のアップデートに関しては非常に緩やかに利用者が増えています。
オレンジ色の小さなブリップはWindows10 May 2019 Updateを示しており、従来よりもかなり慎重に配信を進めていることがわかります。
AIが判断してアップデートを順次提供
https://twitter.com/WindowsUpdate/status/1141125011115134976?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1141125011115134976%7Ctwgr%5E393039363b74776565745f6d65646961&ref_url=https%3A%2F%2Fmspoweruser.com%2Fmicrosoft-getting-ready-to-update-pcs-to-may-2019-update-using-ai%2F
しかしTwitter上のWindows Updateアカウントによると、まもなくより多くのユーザーに配信される予定のようです。
ツイートによると、マイクロソフトはApril 2018 Updateでマシンラーニングベースのアプローチにより、AIが問題なくアップデートを受け入れられると判断したパソコンにアップデートを提供する準備を行っていました。
Windowsが利用される環境は、異なるメーカーや異なる構成の様々なケースが存在するため、不具合のパターンを発見しづらく、従来は事前のInsiderテストだけでは見逃すことも多々ありました。 しかしAIを導入することでこういったマイナーなケースでも問題が発生しづらい仕組みが作られています。
もちろん強制的にいますぐアップデートしたい場合は、Media Creation Toolなどを使ってアップデートすることもできます。
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