マイクロソフトはWindows10を2015年に発売して以来、年に2回のメジャーアップデートを行ってきました。 大型アップデートではユーザーから要望が多かった機能の追加や修正、新機能の実装などが行われ便利になる一方で、多くの不具合が残っている場合があります。
2018年10月にリリースされたWindows10 October 2018 Updateではリリース直後に一部の環境で自動的にファイルが削除される問題が発生し、マイクロソフトは更新を一時取りやめ、2018年11月に修正されたアップデートを再配信しました。
最新の報告によると、大きな不具合はまだ残っているようです。
FLACがサポートされていない問題
Windows10は音楽ファイルのFLACをネイティブでサポートし、フルクオリティの非圧縮音楽再生を提供していましたが、Windows10 October 2018 UpdateでFLAC音楽再生が壊れていることが分かりました。
音楽のメタデータが正常に読み取れないという問題があり、音楽トラックの長いファイル名や詳細情報が途切れてしまいます。
またトラックがプレイリストで再生される場合、音楽は初めの1分を飛ばして再生されたり、短いトラックの場合は完全にスキップされてしまうとのこと。
この不具合はWindows10標準音楽プレイヤーであるGroove MusicとレガシープレイヤーであるWindows Media Playerの両方で発生しています。
現状回避する方法としては、VLCのようなサードパーティのメディアプレイヤーを導入するしかありませんが、マイクロソフトは既にこの問題の解決に取り組んでおり、最新のWindows Insider Buildである19H1プレビュービルドではこの問題が修正されています。
ビルドイン管理者アカウント
ブログ記事によると、ビルドインの管理者アカウントが無効になってしまう不具合があるようです。 これの修正は2019年1月下旬に配信されるアップデートで修正されるとのこと。 またすぐに修正したい場合ユーザー管理権限でのサインインをおすすめしています。
メジャーアップデートでは安定したアップデートが望まれる
Windows10のパソコンを使うユーザーは仕事やクリエイティブな作業など安定性を望むユーザーが殆どです。 事実マイクロソフトの紹介するパソコンの利用シーンもそういったシチュエーションが多いように思います。 しかしメジャーアップデートではWindowsの評判に影響するような大きな不具合が残っていることが多く、近年はユーザーから不信感を抱かれているのも事実です。 Insiderからのフィードバックを真摯に受け止め、安定性の高いWindows開発を心がけて欲しいところですね。
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