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Microsoft Edge、Chromiumベースへの変更を正式発表。

マイクロソフトはWindows10向けブラウザ、Microsoft Edgeを独自開発の「EdgeHTML」エンジンを廃止し、オープンソースプロジェクトの「Chromium」に変更することを発表しました。 このブラウザは2019年にプレビュービルドとして提供される予定で、正式リリースは未定です。

 

Chromium移行は時間の問題だった?

Microsoftは2015年にMicrosoft Edgeをリリースして以来、Web体験の向上を掲げて様々なプラットフォームで利用できる共通エンジンとしてEdgeHTMLを開発してきました。 EdgeHTMLは全てのWindows10デバイスで動作し、少ないバッテリーで利用することが出来るだけでなく、セキュリティ面にも優れたエンジンとされていました。

EdgeHTMLはWindows10のパソコン、モバイル、そしてXbox One向けに提供されており、ここ最近リリースされていたiOS/Android版では既にChromiumを採用したブラウザとなっていたことからChromiumへの移行は時間の問題だったと言えるかも知れません。

 

Mozillaは今回のChromium採用に懸念

MicrosoftがMicrosoft Edgeブラウザを2019年にChromiumエンジンへと移行することを受けて、Firefoxを提供しているMozillaはEdgeHTMLへの別れの記事を投稿しました。

ブログ上でMozillaのCEO、Chris Beard氏は「マイクロソフトはインターネット上で独立したシェアプラットフォームを正式に諦めた」「Chromiumを採用することで、Microsoftはオンラインライフの支配権をさらにGoogleに引き渡す」と話しています。

GoogleがさらにWebの中心となることで、ユーザーが見ることが出来るコンテンツ、コンテンツの安全性、Webサイトやサービスの機能管理などのコア機能をGoogleが決定できるようになり、Microsoftの今回の決定はGoogleにWebの今後を委ねることになるとのこと。 インターネットの社会性を考えると、単一の企業に委ねることは酷いことだと批判しています。

Microsoftはブラウザエンジンの開発をやめたことで、Firefox Gecko QuantumとChromiumだけが主要なWebブラウザエンジンになったことになります。

Mozillaは2000年代前半のInternet Explorerが市場を独占していた時代を上げ、今後開発者はChromium以外でのサービスやサイトの表示が確認しなくなるかもしれないと話しています。

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