サイトの記事を投稿するのに、一般的にはブラウザで書くのが主流だと思うのですが、私は未だにWindows Live Writerを使っています。
Windows Live Writerは名前でピンっときた方もいらっしゃると思いますが、かつて”Windows Live”サービスの一環として提供されていたブログを書くためのアプリケーション。
既にWindows Liveブランド自体が終了し、ほとんどのアプリはWindows10の標準機能として代替アプリが提供されているのですが、Windows Live Writerだけはなかなかいいアプリがないんですよね。
ということでWindows Live Writerが捨てられない理由をまとめてみました。
Open Live Writerは乗り換える理由がない
まずWindows Live Writerに一定のユーザーがいるのはマイクロソフトも認識していたらしく、数年前にオープンソース化し、後継ソフトOpen Live Writerが登場しました。
しかしこのOpen Live Writer、乗り換える理由がありません。
まず言語は英語のみ。 これだけならまだ許せるのですが、プラグインが使えなくなっています。 Windows Live Writerはプラグインを使うことで機能を拡張でき、タグ入力を簡単にしたり、設定のバックアップを取れたのですがOpen Live Writerはこういうことはできません。 設計上できるようですが1つも提供されていないのでまあ意味はありませんね。
最後に機能追加がないということ。 Windows Live Writerと全く同じアプリが英語版になり、プラグインが使えなくなっただけのものという印象です。 これでは乗り換える理由がありません。
また更新も止まっており、リリース直後に1度バグ修正のアップデートがあっただけで何年も放置されています。
コピー&ペーストで画像が貼り付けられない
ブラウザ版への移行は何度も検討しているのですが、一番致命的なのが、画像のアップロード問題です。
WordPressでは画像を利用するときに、一度アップローダーでアップロードしてから記事にのせることになります。 この間数秒間待つ必要があります。
Windows Live Writerであれば、画像を右クリックし、記事の挿入したいところにペーストするだけで済みます。
わずかなのですが、毎日何度もやることなのでこういった作業はできるだけ簡単にしたいんですよね。
タグ編集がめんどくさい
第2の問題としてブラウザ版のタグ編集が微妙に使いづらいです。 私はHTMLタグはあまり使わず、せいぜいよく使うタグをペーストすることがメインになるのですが、ブラウザではHTMLタグ編集画面で張りたい場所にそのタグを打ち込む(または張り付ける)必要があります。
Windows Live Writerであれば、通常のエディタ画面で右クリックしてペーストすればHTMLとして貼り付けることができます。 もちろんある程度はプラグインの導入で簡単にすることはできるのですが、やっぱりWindows Live Writerの方が作業効率は早いです。
徐々に移行は進めているが、まだメインはWLW
Windows Live Writerがいくら素晴らしくてもいつまでもしがみついているわけにはいきません。
既にサポート終了から5年以上がたっており、更新されていないどころか、アップデートもされていないアプリケーションです。
なので私も少しずつ環境を変え、モダンな環境にしようと思っています。
実際この記事はOneNoteで書いていますし、書いた記事を後でWindows Live Writerにコピー&ペーストして画像などを載せてアップロードするつもりです。
Microsoftは後継としていくつかのツールを用意してくれてはいるのですが、いまいちどれも使いづらいというのが実情なので、だれかが便利なブログ投稿アプリを作ってくれないかなーと思いながら今日もWindows Live Writerを使い続けてます。
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