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ますます便利に進化するVR!

 

今はまさに「バーチャル・リアリティ」の時代です。ますます注目を集めている『仮想現実』また『人工現実感』と訳されているVRは、CGとサウンドでコンピュータ上に作られた仮想空間の世界が現実のように実際の五感の感覚を通して体感させる技術です。

アニメやゲームのイメージが強いVR技術の進歩は目覚しく、現在では消費者向けのVRHMD(バーチャル・ヘッドマウントディスプレイ- 頭部装着型の映像表示装置- )が市場に登場して以来、アニメ、コンピュータやカジノゲーム、映画等のエンターテイメント業界から始まり、スポーツ、旅行、教育、車の販売、不動産、建築、医療業界など、新しいアプリもどんどん登場し、一般の人々の普段の生活にも幅広い分野で便利になって利用され始めています。

360度パノラマ動画

Google Earth VRで世界旅行

「Google Earth VR」は、自宅にいながら世界中のどこにでもいけるアプリを開発しています。海底や火星に至るまで360度3Dで、時間や空間を超えて現実世界と同じようなVR旅行を体感できます。上空を自由に飛び回れたり、バイクを乗りこなしたり、24時間の時間帯も自由に変えられたり、最近では皆既日食の全てを見ることもできるようになりました。今まで見られなかった宇宙の神秘も楽しめる画期的なアプリです。

ジャガーランドローバーのVR試乗体験

ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社は、日本初のバーチャル試乗体験システムを開発しました。さらに、IOSスマートデバイスでも楽しめるアプリも提供しています。HMDを装着すると360度動画の走行映像が映し出されて、現実の試乗車の視点からの臨場感をVR体験できます。同乗ドライバーが、ジャガー・ランドローバーのアンバサダーであるテニスプレーヤーの錦織圭選手で、一緒にバルセロナをバーチャルドライブができます。

エンターテイメント

スロットゲーム「ジャックと豆の木」

VRで最初にスタートして最も認知され進化しているのが、ゲームや映画のエンターテイメント業界です。中でもNetEnt社のオンラインスロットゲーム、イギリス童話がテーマの「ジャックと豆の木」もVRに登場して世界中で大人気です。ゲーム性も高く、スロットゲームで最高峰と言われている素晴らしいアニメーションのビジュアルと3Dサウンドスケープを駆使した短編映画で始まり、童話の世界へと引き込まれます。

インタラクティブなアドベンチャーゲームハルシオン

Syfyネットワークから登場したテレビシリーズ「ハルシオン」は、VRで起こった近未来の殺人ミステリーのドラマです。実写映像をヘッドセットで3DとVRで鑑賞できるバーチャルリアリティ・シリーズ。同時にアドベンチャーパートを視聴者が主演俳優の声に導かれながら事件の謎を解いていくことができるという、今までにはない斬新で画期的なインタラクティブなアドベンチャーゲームです。クールな実写映像とモダンなグラフィックは未来的で、ストーリー展開も夢中にさせられます。

教育

大学キャンパスの下見

VRで大学のキャンパスを公開している学校も増えています。遠くてなかなか行けない、コストもかかるなど、キャンパス、授業風景、学校周辺の環境などもVRで360度の視点で本格的な体験ができるので大学を選ぶのに役立ちます。

VRとVRでの講義

海外の大学では、VRを取り入れた授業が増えています。実地体験が難しい分野の天体、医療や生物学などの科目などにも役立っています。コストがかからず貴重な資料を繰り返し多くの生徒に学ぶ機会を与えることができ、教育効果を最大化するメリットも大いにあります。需要が増えているVRを学ぶためのVRラボを設立する学校も増えています。

不動産業界

物件の内見や家の内装を仮想空間で体感できます。部屋の広さや天井の高さ、内装の色や家具の大きさなども等身大で実感できます。仮想空間上で実生活を再現できイメージも把握しやすく細かい仕様も確認できるので、選ぶやすいという、多大なメリットで活用されています。

医療業界

医療トレーニングから、解剖学などが3D空間で学べることや、飛行恐怖症、高所恐怖症や認知症など、介護や福祉業界に到るまで様々な医療の分野でも活用されています。認知症患者の症状を理解するため患者の症状を擬似体験できるVRも開発されて介護にも役立てています。外出できない患者のために、旅行や娯楽の擬似体験なども、モチベーションを向上させるツールとなっています。

ますます進化していくVR業界。今では安価なHMD製品も登場しています。今後はHMDがコードレスになったり、視野角度も広がったり、触覚が再現できたりと、より便利に身近に利用できるようになっていくVRは今後も期待度大です。

 

寄稿者:Mami-Taka

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