Hololens向けとして高い注目を集めた旅行アプリ、HoloTourはWindows Mixed Realityでもプレイすることが出来る。
今回はHoloTourを使い、現在収録されている2つの地域をプレイすることが出来たのでレビューを書きたいと思う。
HoloTourとは?
実際にその場にいるような感覚で楽しめる旅行体験アプリ。
目についたものはあなた専属のツアーガイドが様々な歴史や文化を語ってくれるというアプリ。
見たこともない旅行が体験できる
Holo Tourは自宅でバーチャル旅行が出来るというアプリだが、パノラマ映像、ホログラフ風景、立体音響を巧みに使いバーチャルな旅をリアルに演出してくれる。
旅行者の定番の視点で見れるものもあれば、崩壊した建物が崩壊する以前の姿で見ることが出来るなど、実際の旅行者がまず体験できないようなMixed Realityならではの視点が楽しめる。
中でも「気球」にのって空から見た世界は本当に圧巻だった。
ゲーム的要素も感じさせられる場面も
このアプリを開発したのはGood Science StudioとAsobo Studio。
特にGood ScienceといえばKinectアドベンチャー、Kinect Fun Labs、Kinect スターウォーズの開発元としられる開発チームで、現在は公式サイトは閉鎖されHololensのサイトへリダイレクトされるようになっているがまだHololens/Windows Mixed Reality内のチームとして健在しているようだ。
そんな本作だが実にゲーム会社らしい、ゲーム的な要素もある。 様々な場所で様々な話を聞くだけのアプリだが本作では行った場所で聞いたことに応じてパスポートにスタンプを押してくれるというシステムがある。
なので世界中の様々な場所を調べ、スタンプを集めるというのがこのゲームの1つの目的であるように感じた。
また作中選択肢が現れ、ちょっとした決断が迫られるシーンもあり、内容は旅行ではあるがゲームらしさを感じさせる作りとなっている。
任天堂の「Wii Fit」や「脳トレ」、のような非ゲーマー向けタイトルのようなゲームタイトルに通ずる部分があるように思えた。
レビュー
本作もHoloLensまたはWindows Mixed Realityデバイスを手に入れたらまず試したいアプリの1つであることは間違いない。
解説のガイドはなんと日本語音声となっているし、音声入力も日本語でサポートされており最近のMicrosoft Studiosのタイトルではかなり珍しいといえるのではないだろうか。
360度映像で映される映像とホログラムによる風景が組み合わさり作り出された映像は本作ならでは。
まさにその場にいると錯覚させる作りでありながらも、現実では目にすることが出来ない情報量の多い内容となっている。
旅行では移動が大変だったりするが、HoloTourならおいしいシーンだけ楽しみ移動は暗転してワープされるので本当に気楽に楽しむことが出来る。
真面目な文化や歴史だけではなく、ちょっと笑ってしまうような現地の豆知識もあり楽しみながら回ることが出来るのも工夫が感じられ、楽しむことが出来た。
欲を言えば現在収録されているローマとマチュピチュはどちらも素晴らしい場所であるが、もっとたくさんの地域が収録されればいいと思わずにはいられない。
有名な観光地はもちろんだが、架空の世界を含め様々な場所を旅することが出来るようになれば、さらに素晴らしいものとなるだろう。
アプリのダウンロード
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