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マイクロソフト音楽聴き放題サービス終了で思ったこと。

 

ついにマイクロソフトはGroove Musicのサービス終了をアナウンスしました。

有料サブスクリプションサービス、Groove Music Passの会員の自分からすると結構寂しいなと思うのですが折角なので今回はGroove MusicやZuneについて語りたいと思います。

 

マイクロソフト音楽サービスの歴史

 

2004年 MSN MUSICが開始、iTunes対抗サービスしてwma形式で配信されていました。

 

2006年 Zune 1gen 登場。 第1世代は東芝が開発し、Zune MarketPlaceで音楽をDLできた。

 

2007年 Zune 2gen 登場。 特徴的なパッドが搭載されました。

 

2008年 Zune 3gen 登場。 XNAに対応しゲームが遊べるようになりました。 またWi-Fiに対応し、定額聴き放題も始まりました。

 

2009年 Zune HD登場。 フルタッチパネル、人気ゲームPGR搭載。またXbox360でZune マーケットプレイスが登場します。

 

2010年 Windows Phone 7にZune Music and Videoが統合される。

 

2011年 ZUNEサービス終了を発表。

 

2012年 Xbox Music、Xbox Videoが登場

 

2013年 Xbox Music、Xbox Videoの日本展開を発表(買い切りのみ)

 

2015年 Xbox MusicをGroove Musicに変更することを発表

 

2017年 Groove Musicサービス終了を発表

 

Groove Musicが利用できた地域

アメリカ、アルゼンチン、ブラジル、フランス、ノルウェイ、スイス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、メキシコ、ポルトガル、イギリス、オーストリア、デンマーク、アイルランド、オランダ、スペイン、ベルギー、フィンランド、イタリア、ニュージーランド、スウェーデン

日本は聴き放題のMusic Passは展開されず、買い切りのみ展開されていました。 しかしよくよく地域を見ればアジア地域では唯一展開されていたようなので結構凄いことだったのかも知れません。

 

自分にとってMS製品が好きになったのはZuneから。

 

自分がマイクロソフトの製品が好きと思ったのはZuneからでした。

当時殆どの製品がアップルっぽいオシャレなテカテカなデザインのUIを提供していた中Zuneはフラットでスムーズ、先進的なUIを見せてくれました。

ともかくアニメーションが綺麗だったことや音楽聴き放題サービスやスマホがそれほど普及してなかった頃にWi-Fiで音楽をダウンロードして聞けるというのは凄く魅力的な製品なように思いました(なお日本では展開されませんでした)

 

 

その後Windows PhoneにZuneの要素が引き継がれ、進化を期待していたのですがWindows PhoneのZune要素もすぐになくなり、最終的にどちらもなくなってしまいましたね・・・。 自分的にはもう一度Windows Phone 7の頃の設計思想でやり直して欲しいと思うくらい好きなOSでした。

 

Groove Musicは劣化Zuneの印象が否めなかった

Zune、Xbox Music、そして最後はGroove Musicになりました。

Zune⇒Xbox Musicはエンターテインメント系ブランドをXboxに統合したいという理由がありましたが、Xbox Music⇒Groove Musicは正直理由がよく分かりませんでした、正直Zuneに戻してくれた方が良かった・・・

 

Zuneの頃は聴き放題のMusic Passに加入していると音楽を月10曲までダウンロード出来る権利が貰えましたがGroove Musicではそういう機能はなし。Zuneで特徴的だったビジュアライザーの復活も計画されていたようですが結局正式には来ないままお蔵入りかも知れません。

Windows PhoneやXbox環境の音楽聴き放題ではGrooveが一番使いやすかったから使っていましたが、機能的には殆ど競合サービスと似たような内容でした。 ユニークな点としてはミュージックビデオを背景に再生出来たり、OneDriveで好きな楽曲をライブラリーに加えることが出来る点でしょうか。

サービス内容が微妙だったからか、投げ売りされていることが多く今年の春頃には6ヶ月無料キャンペーンといった他社ではありえないような割引きも米国では行われていました。

 

その影響からなのか、トップミュージックやトップアルバムはブラックミュージック、ヒップホップ系のアーティストが他の音楽サービスよりも多いように思いました。

気分転換でJ-POPを聞きたいときはOneDriveのライブラリーを開くことが出来案外日本人が使っても結構楽しいサービスだったように思います。

 

 

最近のMS、コンシューマ事業捨てすぎでは?

クラウドファースト、モバイルファーストを上げるサティア・ナデラCEOの現マイクロソフト。 ハードウェアやコンシューマ事業に力を入れていた前CEOのスティーブバルマー氏と対照的にあらゆる家庭向けのサービスやデバイスをカットしています。

例えばWindows Phone事業はナデラ氏になってすぐに解体されましたし同時にMicrosoft Bandもなくなりました。Xboxゲームに関してもXbox 360の頃より明らかに勢いがありません、思えばXboxの日本語吹替がなくなったのも彼に交代してからでした。

現状を見るとやっぱりもうちょっとコンシューマにも力を入れて欲しいなと思うのが正直なところです。

 

事実上最後に生き残ったUWP音楽聴き放題サービスは「KKBOX」になった(Spotifyはモバイル版更新終了)のでWin32アプリはアップデートとか面倒くさくて使えない!という人はKKBOXをオススメします。 PC、モバイル、Xbox Oneで利用できますよ。

 

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