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Xboxクラウドゲーミングのメリットとデメリット、将来に期待はできるが現状では課題も。

クラウドゲーミングサービスはまだまだ普及していないサービスですが、実際に日本国内でも提供が行われており、いくつかの利点と欠点があります。

当サイトのXbox Cloud Gamingに関連する記事への意見で『クラウドゲームに否定的だったんじゃないのか』というコメントもいただいたので、当サイトのクラウドゲーミングの現在の考えをまとめて記事にさせていただきます。

クラウドゲーミングサービスのメリット

すぐに遊べる

クラウドゲーミングサービスではダウンロードやインストールは必要ありません。遊びたいと思ったら、ゲームを選んでサーバーの待機で数秒~数十秒ほどまてばすぐにゲームに参加できます。少しだけ試してみたいゲームや今すぐゲームを遊びたい場合これはとても便利ですよね。

例えばすでにアンインストールしてしまったゲームをフレンドに招待されてしまっても、インストールせずにクラウドを使ってゲームに参加できます。

どこでも遊べる

クラウドゲーミングサービスは、ハードウェアの制限がほとんどありません。高度なグラフィックスカードやプロセッサも必要ありません。つまりスマートフォンやタブレット、低性能なモバイルPC、テレビであってもゲームが遊べます。

高価で巨大なゲームデバイスがなくとも、だれもが持っているハードウェアでゲームに飛び込めるのは最大のメリットです。

クラウドゲーミングサービスのデメリット

環境を選ぶ

メリットにどこでも遊べると書きましたが、デメリットとして環境をすごく選ぶという点が挙げられます。これは安定した高速ネットワーク回線が必須であるためです。リアルタイム性が重要になるためバッファを使って余分な映像をダウンロードしておくことができるYouTube動画を途切れずに楽しめたとしても十分な回線ではないかもしれません。

もしクラウドゲームを試したいのであれば、Xbox Cloud GamingやGeForce Nowで無料で利用できるフォートナイトをプレイして自身の環境で満足がいく体験ができるのか、十分に試してからクラウドゲームを始めることをおすすめします。

ネイティブに比べるとクオリティが落ちる

クラウドゲーミングは一般的にゲームハードウェアでプレイするよりも体験が落ちます。これは僅かな遅延、映像の性質であるブロックノイズや詳細の低下などが挙げられます。これもネットワーク環境が良ければある程度は改善するものですが、場合によっては気になるものとなるでしょう。

体験という意味では現時点ではいくつかコンソールの体験に比べると気になる点もあります。例えばクラウド側のスクリーンショットやクリップ撮影機能は利用できない、ドルビーアトモス・ドルビービジョンのような高度なサービスの利用はできないといった点が挙げられます。

自分に合った付き合い方をしよう

私自身Xbox Cloud GamingやNVIDIA GeForce Nowのユーザーであり、クラウドゲーミングはプレイしている方だとは思っています。しかしネットワーク環境に大きく依存してしまう点、そしてすべての人が優れたネットワークを持っているわけではないため、現時点では誰もがプレイするべきサービスだと声を大にしておすすめすることは難しいと感じています。

将来的にネットワークの改善や、クラウドゲーミングテクノロジーの発展で、さらに遅延が発生しづらく、よりネイティブに近い体験ができるようになればラウドゲーミングはゲームの在り方が変わっていくものだと思います。

しかしXbox Cloud Gamingはまだベータ版です。そのことからみてもわかる通り、マイクロソフト自身も完成したとは感じていないということになります。私としては将来的な発展に期待しつつ、現時点ではコンソールやPCのネイティブのゲーム体験とあわせて自分に合った距離感で補助的に使う、というのがクラウドゲーミングの適切な付き合い方なのかなと思っています。(※もちろんお使いの環境によって体験や意見は異なると思います。)

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