先月発売されたばかりのSurface Pro 6をお借りする機会がありましたのでご紹介いたします。
Surface Pro 6ってこんな機種
Surface Pro 6はパソコンの基本ソフト、Windowsで知られるマイクロソフトが開発した2in1パソコンです。 キーボード型カバーを取り付けることでノートパソコンのように使ったり、逆に取り外してタブレットのように使うことができるのが特徴です。
今回の最新モデル、Surface Pro 6では大幅な性能向上が行われた順当なスペックアップモデルとなっています。
キックスタンドが便利
他のタブレットには殆どついていないスタンド機能ですがSurfaceは標準でついています。後ろを軽く引くだけでスタンドを利用することが出来、しっかりと本体を支えてくれます。 過去のシリーズから段階的に補強されてきており、今回の物もかなり上部そうな作りとなっています。
スタンドですぐに立てられるので、動画を見たいときやみんなで写真を撮るときなどにも非常に役立ちます。
スタンドを一番倒すとこんな感じに。 平らとはいきませんが、ほどよい傾斜で絵を描く際などに最適なんだとか。
タイプカバーはキーボードにもなる
別売りのタイプカバーを使えば本格的なノートパソコンとして利用可能。キーボードは磁石でくっつき、簡単に取り外すことが出来ます。 Bluetoothのキーボードではないので、別途バッテリーを充電することなくSurfaceからの電力だけで動作します。
液晶を保護するカバーにもなるのでSurface Proを手に入れたら一緒に買いたい周辺機器ですね。
Surface Pro 6の良いところ
クアッドコアプロセッサ! 大幅な性能向上
従来のSurface Pro (2017)はデュアルコアプロセッサでしたが、今回のSurface Pro 6ではクアッドコアになりました。 コアが倍増化したことで、パフォーマンスは従来比67%も向上。 アプリの起動や切り替え、動作が全体的にサクサクになりました。
ちなみに従来モデルもそうだったのですが、Intel Core i5モデルはファンレス設計。 つまり作業中にコンピュータから排熱の音がならない静音設計です。 Intel Core i7モデルは本体に負荷がかかった場合のみファンが動くとのこと。
ちなみに旧モデルではあったIntel Core m3モデルはなくなりました。 低価格なSurfaceのラインナップはSurface Goに譲ったということでしょうか。
標準モデルのRAMが8GBに
今回のSurface Pro 6では最低RAMが8GBになりました。 RAMが多いので複数のアプリケーションを立ち上げても動作が遅くなりづらく、使いやすくなりました。
ちなみに旧モデルのSurface Pro(2017)のIntel Core i5モデルも前期モデルはRAM 4GBだったのですが、後期生産モデルはRAM 8GBに倍増していました。
デザインが良い!
Surface Pro 6のもしかしたら一番大きな特徴かもしれません。 Surface Pro 6では新たにブラックモデルが加わりました。 従来のプラチナも良い色なのですが、ブラックカラーのSurfaceはビジネスマンにもうれしい選択肢ではないでしょうか。
タイプカバーは従来同様カラフルなものから好きなものが使えるので、あなただけの色を表現することができます。
バッテリーが長持ちなのがうれしい
バッテリーは動画再生で連続13.5時間の動作。 動画再生はパソコンの作業では比較的重めな操作ですが13.5時間も持つのはかなり心強いですよね。
実際私も使ってみましたが、外出先でSurfaceを使ってもバッテリーの心配はしなくてもいいくらい余裕がありました。 昔はノートパソコンでもコードから外すとすぐ電源が切れてしまうものも多かったのですが、電源につながなくても長持ちなのは時代の変化を感じますね。
縦持ちスタイルでも使えます
個人的にSurface Proシリーズで気に入っている使い方が縦持ち。 Surface BookやLaptopではなかなか使えないスタイルなのですが、縦持ちで使うことでWebサイトを縦長に使うことができます。
Webサイト、特に情報系サイトやブログは縦長に文章が書かれることが多いので、こうやって使うとかなり文章が読みやすいです。 また電子書籍を読む場合も、縦にすれば雑誌なども大きく表示することができて便利です。
美しいディスプレイ、十分な大きさ
Surface Pro 6は従来モデル同様12.3インチのディスプレイを採用。
Surface Pro 6 気になったこと
Surface Pro 6を使っていて気になったことをまとめてます。
USB-C非対応
Surface Pro 6で一番追加してほしかった機能、USB-Cが今回非対応となっています。
USB-Cは最新のUSBの規格で現在スマートフォンや一部のパソコンで使われている規格。 SurfaceでもSurface GoやSurface Book 2では採用されている規格で、通常のUSB-Aポートとはことなり、充電や映像出力にも使える高機能な端子です。
これに対応していれば、長時間外出先でSurfaceを使う場合でもSurface Connectのアダプターを持ち歩かなくてもコンパクトなUSB-C対応モバイルバッテリーだけで済むようになるので、出来ればUSB-Cに対応してほしいところではありました。
しかし一方で使いなれたUSB-Aポートに対応しているのは日常的にUSBメモリーなどのやり取りが多いビジネスマンにとっては非常にうれしいところでもあるので、仕方ないのかもしれません。
前機種との変更点はかなり少ない
設計的にはかなり製造方法を変更したとのことですが、実際の製品の機能、大きさ、重量などあらゆる面では前モデルであるSurface Pro(2017)と違いがほぼありません。
CPUのスペックアップによるパフォーマンス向上はかなりパワフルになったようですが、もともとSurface Pro(2017)の時点でパワフルだったので、Surface Pro(2017)でほぼ不満がなかった自分としては、Surface Pro(2017)で満足しているなら乗り換えるほどでもないかな?というレベルの変化かと思いました。
一方で性能向上により、今までは遊べなかったような少し重めのゲームでもフレームレートが出るようになったなどの報告もあるので、ヘビーに使う人や少しでも様々な動作を高速化したい人はパワーの違いを感じることができると思います。
Surface Pro 6のまとめ
Surface Pro 6はマイクロソフトが開発した最高峰のWindows10タブレットです。
バッテリー、パワー、デザイン、ポータビリティなどのバランスに優れあらゆるシーンで活躍できるタブレットです。 従来モデルと比べるとやや変化が乏しいのは残念ですが、それでもさらに鮮やかになったディスプレイやプロセッサの性能向上はSurfaceの存在価値を高めてくれるものではないでしょうか。
より早く、より軽く、より使いやすいマシンを探している人にはこれがおすすめです。
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