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Zoom、無料ビデオチャットでのエンドツーエンド暗号化を提供へ。中国政府の検閲が行われていたため。

国内外で最近人気が高まっているビデオ通話サービスZoomは、簡単に利用出来る反面でセキュリティについては多くの問題を抱えています。Zoomは当初エンドツーエンドのビデオ通話暗号化機能を有料のユーザーのみに提供する方針を発表していました。

 

中国政府の検閲がビデオ通話で行われていた

Zoomは最近の”天安門事件”に関する米国の活動家のZoomアカウントを中国政府の要請によりアカウントを停止させたことなどを認めており、Zoomの安全性についてはさらに疑問の声が高まっていました。そういった状況を踏まえてZoomは方針を転換し、有料ユーザーだけでなく無料ユーザーにもエンドツーエンドの暗号化を行うと発表しました。

 

無料ユーザーの暗号化の条件

Zoomでエンドツーエンド暗号化を有効化するには、電話番号とテキストメッセージによるユーザーの確認が必要になります。これは2段階認証に似た処理が行われ、他の悪意のあるユーザーによる攻撃を防ぎます。2020年7月にもE2EE機能のアーリーベータテストが行われる見込みです。

 

信頼回復なるか

過去にはセキュリティ上で同じく多くの問題が指摘しているFacebookへの情報送信、突然見知らぬ人が会議に入ってくるBoombing行為などが相次ぎセキュリティについては問題が指摘されており、ここ数ヶ月にわたって修正作業が行われてきました。

既に多くの国の政府、企業、教育機関などが安全上の懸念があるためZoomの使用制限及び禁止が行われていますが、現在でもZoomは世界中で利用されています。しかし一度失った信用をZoomが回復できるのでしょうか。

https://www.reuters.com/article/us-zoom-video-commn-china/zoom-suspends-u-s-based-activists-account-after-tiananmen-event-idUSKBN23I0G6
https://www.reuters.com/article/us-zoom-video-commn-china/zoom-suspends-u-s-based-activists-account-after-tiananmen-event-idUSKBN23I0G6

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