マイクロソフトのSurface Pro(2017)といえば、現在トレンドとなっている2in1 PC(タブレットにもノートパソコンにもなるデバイス)では先駆者的なデバイスですが、ついに待望のLTE対応モデルが登場しました!
以前このSurface Pro(2017)の通常版が発売された際もお借りしてレビューさせていただいたのですが、今回も最新機種をお借りすることができたのでレビューさせていただきたいと思います。 基本的な性能的な部分や触って感じたことなどは前回のレビューの方が詳しいと思うので、まだ前回のレビューを見ていない方はこちらも合わせてどうぞ!
→マイクロソフトの公式サイトでSurface Pro with LTE Advancedを見る
Surface Pro With LTE Advnacedとは?
日本マイクロソフトが2018年4月に発売した最新の2in1パソコン。
キーボードを付ければノートパソコンに、外せばタブレットになるという便利さはそのままに今回はLTE(携帯電話ネットワーク)にも対応。 外出先でもすぐにWebに接続できるようになりました。
Surface Pro with LTE Advancedのスペック
ソフトウェア |
Windows10 Pro Office Home and Business用プロダクトキー付属 |
本体サイズ |
201.42mm x 292.10mm x 8.45mm |
重量 |
約770g |
ストレージ |
SSD 256GB |
RAM |
8GB |
CPU |
Intel 第7世代 Core i5 |
グラフィックス |
オンボード Intel HD Graphics 620 |
セキュリティ |
TPMチップ Windows Hello対応 |
ワイヤレス |
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/b/ac
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携帯電話回線 |
LTE対応 キャリアアグリケーション対応 最大高速450Mbpsでの通信 |
カメラ/オーディオ |
500万画素フロントカメラ 800万画素リアカメラ(オートフォーカス付き) ステレオマイク ドルビーオーディオプレミアスピーカー |
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Surface Pro With LTE Advancedのここがすごい!
・SIMカードを接続すればどこでもインターネットにつながる
今回のSurfaceはLTEに対応。
以前もイーモバイル(現Y!MOBILE)からSurface 3のLTEモデルが発売されていましたが、久しぶりのネットワーク対応Surfaceで、高性能なProシリーズとしては初めて対応することになります。
裏面のMicroSDカードスロットの横にあるSIMカードスロットにNano SIMを入れて本体のAPN設定を行うことで簡単にインターネットに接続可能。
今まで外出先でインターネットを使おうとすると、スマートフォンやWi-Fiルーターからテザリングなどを設定する必要があり少々面倒でしたが、SIMカードさえ入れておけばどこでも使えるようになっています。
またSIMカードは格安SIMが使えますし、データ通信SIMなら安いところなら月額480円程度からあるので、以前よりも気軽に使えるようになった印象です。
・軽量で高性能なSurfaceの機能はそのまま
Surface Proの2017年モデルと基本性能はまったく変わっていません。
高品質なディスプレイ、自由に曲がるスタンド、素晴らしいSurface Pen対応などあらゆる面でフル機能のWindows10が使えます。
・高性能なSurface Penでお絵かきやメモも直感的にとれる
最近は結構増えてきましたがペン対応のタブレットではやはりSurfaceが高品質で有名です。
4096段階傾き検知機能付き、従来よりも遅延もかなり減りiPad Proと同等、またはそれ以上とまで言われるようになりました。
SurfaceならWindows10でリリースされている人気イラストソフトをそのまま使えるので、お絵かき用途で使うのもありかもしれません。
・アルカンターラキーボードが快適。
前回レビューしたときはアルカンターラキーボード発売前だったこともあり、Surface Proの普通のキーボードでレビューしたのですが今回はアルカンターラキーボードをお借りして試したのですが、確かに良いです。
キーボードはSurface Laptop、Bookとかなり似ていますが、Surface Proはタッチパッド部分が少し小さめです。
普段Surface Book 2を使っているとアルミで少し冷っとすることがあるのですが、アルカンターラはサラッとしており一切の不快感がなくキータイプに集中できます。
実際今Surface Proのアルカンターラキーボードで長文入力していますがすこぶる快調です。
Surface Pro With LTE Advnacedのここが気になる
・バッテリー寿命が通常モデルより少しだけ短い
Surface Pro With LTE Advnacedは通常モデルよりもバッテリーが1時間短いです。 というのもやっぱりLTEネットワーク接続には電力を余分に消費してしまうんだとか。 とはいえSurface Pro 4よりも格段に伸びたバッテリー稼働時間を考えるとそれでも十分バッテリーが持つようです。
・USB-Cポートが非搭載(USB-Aポートはあり)
SurfaceシリーズではBook 2だけがUSB-C対応なので、Surface ProにはUSB-C接続ポートが今回もありません。 最近は結構USB-Cで便利なアクセサリーが登場してきているので、ぜひ次の機種では対応してほしいところ!
ですが海外ではSurface Connect端子に接続して使うUSB-Cアダプタも登場しているそうなので、USB-Cを使いたい人でも対応できるようです。
Surface Pro With LTE Advnacedレビューのまとめ
自分は普段Surface Book 2の15インチモデルを使っているので、この大きさのコンパクトで持ち運びやすいところが非常に気に入りました。
このサイズであれば大抵のバッグにも入れて持ち運べますし、LTEで出先ですぐにWebにつながるのはかなり便利そうです。 ブロガーの人なんかはこれだけで仕事ができてしまうかもしれません。
アルカンターラキーボードとSurfaceの相性も良く、カラフルなキーボードでほかのパソコンよりも少し親しみやすい印象のSurface Pro。
通常のLTEなしモデルでもすごく便利ですが、LTE対応モデルはパソコンとの関わり方を変えてくれそうなそんな1台でした。
→マイクロソフトの公式サイトでSurface Pro with LTE Advancedを見る